いつもメニューの装釘SHISAKUをご覧いただきましてありがとうございます!SHISAKUの芦田でございます。
今回で連載4回目となります、メニューの装釘SHISAKU(以下SHISAKU)の新商品開発日記!トライ&エラーを何度も繰り返しながらクリエイティブなメニューブックを今日も試作中です!
コロナ禍でいわば大混乱に陥った飲食業界ですが、世間一般でもビニールカバーを被せて使用されているお店様も多いかと思われます。しかし、なんというか、被せられている感があるといいますか。それはそうで、実際衛生上の追加措置な訳です。そこで、被せられている感を解消するには「ビニールカバーありきでデザインすればいいのでは」という着想から今回の企画が始まったのです。
これまでのあらすじはこちらから
SHISAKUの試作/クリーンメニュー?を企画します!(その1)
SHISAKUの試作/クリーンメニュー?を企画します!(その2)
SHISAKUの試作/クリーンメニュー?を企画します!(その3)
デザインは社長。いいですね、雰囲気出ています。しかしロゴ用の小さいシルク印刷機なので全面印刷の精度がちょっとイマイチでした。精度を上げねば・・・上の2色刷りのロゴは縦横約50mmです。これくらいであれば難なくいけるんですけどね・・・
・シルク再挑戦!
↑最初のシルクがイマイチだったので再トライです。今度はスタンダードなホワイトのベース台紙で。最初よりだいぶクオリティが上がりました。ムラも少ない。
↑拡大するとこんな感じです。
↑このデザインはちょっとシルク印刷がうまくいかなかった・・・フォントでワインボトルを模しているのですが、シルク印刷の最細が1mmの線と言われてまして。細かいものだとなかなか製版の加減から難しくなってきますね。しかし、ホワイトのベース台紙にビニールカバーはスタンダードだけに合いますね。とても標準と言いますか・・・ただ、これだと凡庸な印象は否めず、もう一つ突き抜けた感が欲しいわけです。さりげなく印象を残しつつ全体のトーンが奇抜にならないようにコントロールしながらの商品開発なのです。
・細かなサイズ調整、1mmづつ断裁機でカット
↑
ちなみに、ベース台紙をビニールカバーに差し込むときに、ほんのちょっと天地に隙間をちょっと空けて、ビニールカバーの透明感を活かしたグラデーションを出したい、とのお達しが。
↑こんな感じで。すいません、わかるのですがカバー台紙が宙ぶらりんです・・・しかしそこは後ほど形になりつつ今は「なるほど」と「どうしよう」の間で揺れ動くSHISAKUメンバーなのでした・・・この日は天地を1mmづつ断裁機でカットしまくり議論を重ねて時間が過ぎて行きました・・・