しゃぶしゃぶを提供する店舗のメニューブックです。柔らかい用紙に金の箔をあしらい、浮き出しで竹の陰影を表現しています。全体的には中綴じのシンプルなメニューブックですが、表紙の仕上がりと世界観で、このメニューブックは他より抜きん出た存在感だと思います。箔と浮き出し、光と影だけで表現された世界、極限まで削ぎ落とされた表現とはこういったことを言うのでしょうか・・・
表紙に紙素材を使っているため、優しい手触りを楽しみながら手に持ってみると軽さの中に意外と感じる“しっかり感”は厚みのある紙を使っているから。平滑な特殊紙を使用しているのでメニューブック一番の天敵“水”もすぐに拭き取れば大きな影響はないかと思います。
また、表紙は印刷で表現しているため、表裏で違うデザインを楽しむことが出来ます。生地や革などでは表現できない味を醸し出せるのは印刷特有の持ち味です。
ランチメニューにも、おすすめメニューにも、シーズナルメニューにも・・・こういった1ページのみのメニューボードは、使い勝手抜群です。固めの紙を使用しているので、縫製加工を施しても破けることなく、安っぽくならず、かつ使いやすいので、どんな店舗でも重宝される1点です。