天然の石をスライスして生地にしたメニューブック。際立った特徴を持つメニューブックのため、ロゴマークやあしらいなどは一切入れずに、素材の直球勝負の表紙となりました。 石といっても重量感があるわけではないので、持ちにくいというわけではなく、独特の手触りはひんやりしていて手に馴染みます。一度持つとまた持ちたくなる癖になる感触です。メニュー中面は、木材を留め具に使用し、開いた瞬間手の込んだ作りであることが窺がえます。色や素材の合わせ方・綴じ方など、幾パターンも考えながら、メニューブックを完成させます!
テーマカラーに合わせた布と紙、2種類のテクスチャーを織り交ぜたメニューブックです。紙のみ、または布のみでも充分に魅力的なメニューブックを作ることは可能ですが、異素材同士の融合により、見た目の面白さや手触りの違いなどが楽しめる利点があります。アクセントカラーとして紐と箔押しに同色を用いたので、全体的なバランスとして崩れることもなく、統一感を醸しながらお店の雰囲気に溶け込む独創性豊かなメニューブックに仕上げました。一見するとこだわり感の強い、高価格帯のお店向けメニューブックにも見えますが、紫と白の色彩表現がパッと目を引く明るく爽やかなイメージもあり、カジュアルなランチメニュ...
シンガポールにある世界的有名ホテル内にあるレストラン用に制作された3種のメニューブックです。光に当たると反射してキラキラと輝きだす表紙は、絞りのある壁紙素材の和紙にシルバーを施しています。高級感を演出するための技術的な面としても、高度な職人技にチャレンジしています。表紙のロゴマーク部分は凸型抜き文字の箔押しを入れています。本来ロゴマークを箔押しした場合は、ロゴマークの部分は凹んで表現されますが、この場合は逆となっています。店名の細い文字が浮き出ていて、非常に珍しい作りです。箔押しに詳しい方が見たらきっと「凝っている!」と気づき、馴染の薄い方は思わず手で触れて技術に感心し...
目に飛び込むダイナミックな大きさに負けない、荒々しいイメージの黒の民芸紙を表紙材に使用しました。年齢層がやや高いアッパーな居酒屋ということもあり、A3のメニューブックは実は文字が読みやすいという利点もあります。メニューブックの大きさに合う大ぶりなロゴマークは 店名でもあり、お店を代表する有名なお酒の名称でもあるため、印象的な見せ方が重要でした。中面には厚手の和紙を台紙として使用し、メニュー表は薄手の和紙を貼り付けました。端処理は敢えて厳密に行わず、民芸紙の荒々しい雰囲気を生かすようにしました。
シンプルな四角の、スタンダードなメニューブックです。メニューブックはシンプルな作りですが、お店側のオペレーションを減らすため、期間限定メニュー・シーズンメニューなどの差し替えをすぐ行えるようにレールを使用しています。また、メニューブックの背の部分はすっきりと角が出るように、Vカットという加工を施した芯材を使用しています。この加工でちょっとした高級感が出るのです。ほんの少しのワンポイントで完成度が高まり、お客様に喜んでいただければ幸いです。
どんな業界やシーンでも、高級感を演出する手段の一つとして「素材感を前面に押し出すこと」がありますが、こちらのメニューもその一つ。風合いのある、マットな質感の和紙を使用した表紙ですが、紐には対照的に、ツヤ感のある素材を採用したメニューブック 。色のくすみが世界に一つという雰囲気を醸し出していますね。メニュー本文も和紙を使用し、全体のトーンをマッチさせています。ポイントとするならば、素材を活かし、デザイン「しすぎていない」ことだと思います。
こちらは割烹料理屋のメニューブックになります。海鮮にちなんで、縁起が良いとされる青海波柄のテキスタイル生地を使用しています。見返しには、同じ布生地を使用せず、黒の紙素材を使用することで、締まった和の印象になります。横開きのゴムひも綴じで、他店との差別化・オリジナリティを表現しています。背中に芯材を入れないことでスマートな仕上がりになっている反面、表紙部分は芯材を厚くして強固な印象を持たせる形になっています。中面は横開きをオンデマンドの長尺プリントで行っており、小ロットからでも対応しています。
割烹料理を居酒屋価格で提供するお店、ということでメニューブックとしては、素材感・高級感を演出しつつ、中面のレイアウトはシンプルに、お品物の価格をお手頃に感じるように作成しました。表紙は、麻の素材で素材感を表現し、ロゴは和紙を水切りという手法でちぎり、その上から押しの強い黒箔で凹凸の表情を出しました。一見シンプルに見えて、細かなところに手を加えているメニューブックとなります。
飾ることが人の目を引くのと同じで、飾らないこともまた人の目を引きます。引き算の美しさは元のデザインが美しくないと成立しません。二つ折りをした用紙をメニューピンで挟む仕様のため、ご自身での付け替えも楽にできます。8ページ分まで収納できますが、カバーがシンプルな布素材で用途を選ばないため、グランドメニューやドリンクメニューなどお好きな形でご使用ください。
生地はクリエイターであるデザイナー様から支給いただいたものを使用しています。ホテル、旅館などのシーンにぴったりです。郷土色、古民家に合わせたデザインをイメージし、それに伴う柄、テキスタイルの生地を御支給いただき、生地の取り出す柄が全ての商品に文字通り違う表情をしています。お客様の表現したいものをプロダクトに落とし込むという、SHISAKUの基本が詰まった作品です。
イタリアンレストランからの依頼で作成されたもので、作成からもう20年以上経過していますでしょうか・・・表紙は、印刷した紙を貼り付け、マットPPを施しています。メニュー本文は、A4用紙を中の台紙に貼り付ける仕様になっていて、台紙を紐で留めています。メニューを変更する際は、台紙ごと取り替えます。角金がいいアクセントになっているメニューブックです。
弊社既製品販売サイト「粋々」で販売している、小窓という商品に、別注のカバー素材を使用したメニューブックです。レディメイドを生産する体制があり、オリジナルを作成する体制も整っているため、別注で少ロットの生産も可能です。既存のメニューブックも、ほんの少し手を加えるとお客様だけのオリジナル品となり、店舗とのイメージも統一することが出来ます。中身も中台紙を付けることで、引き締まります。
木製のスライダーにメニュー本文のみを使用した手軽な仕様です。A4タイプはスタンダードで、他と同じになりがちですが、表紙を作らず木製スライダーにするだけで、こんなにもイメージが変わります。本文は耐水紙を使用しているので、少しの汚れなどは影響ございません。シンプルでかさばらない、そんなメニューブックもシーンに応じて必要だと実感しますね。もちろんデザイン性、高級感はそのままに。こういったシンプルなメニューの時こそ、本文のデザイン、余白の使い方など真価を試されるものですね。
このメニューは、綴じ金具として組みネジを採用していますが、綴じ金具を正面から見せない作りになっています。カバーは、長い一枚の生地を太い筋押しで曲がりをつけ、「コの字」にしています。本文は、余白がありつつもしっかり商品訴求をする文字使いで、落ち着きながらも柔らかな仕上がりです。
表紙のロゴ部分は、箔押しで表現しており、4色使用しています。箔押しも、金・銀だけでなく色とりどりの種類を取り揃えておりますので、気になる方はぜひお問い合わせ下さい。
事例No.015の進化版!「袋についた粉」をイメージしたホワイトのシルク印刷も健在で、こちらのメニューブックは素材に「パッチ素材」を採用しています。パッチ素材は、ジーンズの後ろについているラベル(Levi’sによくありますね)の素材で、耐久性・耐水性が高く丈夫にできています。小麦粉が入っていた袋をイメージしていますので、パッチ素材を手もみしてしわを付け、ミシンを荒くかけ雰囲気を出しています。きれいに作り、製品としての高みを目指すのは一つの指標ではありますが、こういったダメージ込みで雰囲気を最大限発揮する製品というのは、モノづくりとしては至上の喜びですね。