こちらのメニューブックは、和紙にマットPPを施した仕様になります。和紙特有のシワを活かし、マットPPをかけるとシワに空気が入りこのような質感のものになります。普通でしたら、シワが入ると製品には出来ませんが、このメニューブックはあえて和紙の特徴を活かしたものになります。ただこの素材は、凹凸が激しく、箔押しをするにも通常よりも強い圧をかけなければならず、力加減次第では裏面まで跡がついてしまいかねません。そのため、工程、押圧を工夫しベストな仕上がりを模索した事例となっています。テクスチャがグランジ調と言いますか、壁面のような仕上がりで非常にクールです。
厚い紙を2枚貼り合わせた上に、印刷物を表裏に貼り合わせた1枚物のA3メニューボードです。角金を付けているため角つぶれの心配もありません。デザインにもこだわっていますので、写真を入れつつもまとまりのある、とても見やすいデザインになっています。表面にはPP加工が施してありますので、バー業態以外でも焼肉やお好み焼きなど、油跳ねが多い業態でも扱いやすいです。一面でメニュー内容を簡潔に表現されていると、気兼ねなく注文できるので、注文率も上がります。
タブロイド判とはフリーペーパーなどによく使われる新聞型の冊子ですが、今回はそちらをメニューに採用させていただきました。メニューブックの装釘SHISAKUでは主にメニューブックを扱うのですが、こちらのような印刷物ももちろん扱います。そしてもちろんデザインから請け負わせていただいています。こちらはイタリアンバルの店舗様へ納品させていただいた商品で、バルなどドリンクを常にオーダーいただくようなところには、このような使い切りが前提のメニュー表などはおすすめです。特にコロナ禍においては、使い回ししないメニュー表は安心してご使用いただけるツールになるかと思います。
優美で、アジアンテイストも漂わせるカバー素材は、よく見るとペイズリー柄のような不思議な模様をしていることがわかります。華美な装飾がなくとも高級感をこの柄と、手に持った際の触り心地で再現できます。留め金具は組みネジを使い、横に長く連なった1枚のボードに筋を入れて折り、1冊のメニューブックとしています。カバーの折り目に入れた太い筋も、可動性は問題なく余計な部品等も使っていないためシンプルで強固な仕上がりです。中面の差し替えページも、2穴と筋入れをしてご提供させていただきました。
いわゆる星付きのレストラン様で使用されていたメニューブック。用途はワインリストです。スエード調の生地を使用し、空押しでロゴを立てています。柄はワインリストらしく葡萄をモチーフにしたもので、上品な趣がある洋の仕上がりになりました。メニューブックには珍しく、お店のマークをあしらった「タグ」が付けられています。また、丸みを帯びたフォルムはブックカバーの中にウレタンを入れて柔らかさを表現しています。
中紙は、下部に店名を入れており、細部にまでこだわった仕様となっております。
No.0069でご紹介したメニューの、蛇腹バージョンになります。表面がフードメニュー、裏面はドリンクメニューとなっております。蛇腹メニューの良い所はページごとにめくって見れることと、開けば全面で一覧することが出来る所です。メニュー表を共有しやすいというところも、蛇腹メニューの特徴です。中面は、紙の質感を表現したいため、ラミネートをかけずに使用しているので、世界観は表現されやすいですが、反面繊細なものなのであまり粗く扱う事はできないのが難点です。
とても目を惹く輝きのあるA4サイズのドリンクメニューカバー!中身のメニューは36ページ分も掲載しているのに、スタイリッシュなフォルムになっています。コーナーには金具を取り付け高級感が出る仕様にしました。表紙と見返しは同じ素材ですが、色を少し替えてこだわりの中に遊びのあるメニューブックになっています。
こちらのメニューは土台にアクリルボードを使用したデザインが特徴です。また、スワロフスキーをアクセントにあしらうことで、煌びやかさがプラスされ、高級感と華やかさを同時に演出します。スワロフスキーの輝きは、高級感を引き立てる要素として非常に効果的です。お客様に上質な雰囲気を提供します。特にロマンティックなディナーや特別なイベントで使用することで、一層の魅力が際立ちます。スワロフスキーを上品にあしらい、アクリルボードの透明感と組み合わせることで、ワインの美味しさと共に洗練された雰囲気も楽しむことができます。
こちらのメニューは、デザート・ワインを扱うダイニングのメニューブックになります。店内のイメージに合わせ、赤をイメージカラーで使用しながらも抑えつつ、落ち着いた雰囲気を表現した1冊です。使いやすさを意識し、また、気軽に手に取っていただけるよう、手のひらサイズに設計されております。使いやすさを意識すると全体的に高級感を損ないがちになりますが、角金のちょっとした装飾やハトメのカラーリング、中面のデザインなどを上品に仕上げることで、店舗のイメージとマッチングするよう工夫を凝らしました。
事例No.0081でもご紹介したメニューの、仕様違いになります。こちらのメニューは組ねじが2つの仕様になっています。カジュアルなイタリアンでのメニューブックとなり、明るいランチタイムを想起させる柔らかなデザイン、写真を多く取り入れわかりやすさに商店を置いたデザインになります。No.0081でも採用した木板の加工はそのまま採用しています。こちらの加工は目の違う木をつなぎ合わせることにより反りを防いでいます。
服飾トップブランドのリストランテ展開は昨今は珍しくないですが、こちらのメニューブックはその黎明期に作られたものです。イタリア産の本革にワインボトルの空押しが非常に印象的です。こちら、オーダーにあった内容の一つに「重厚感」という要望があったため、芯材にアクリルを使用し、文字通り重量のある仕上がりになりました。確かに、重厚感が欲しいものに対して実際触った感覚が軽いというと、見た目とのアンマッチが発生すると思われますが、そういった、実際手に取ったところを想定しつつ作成しました。
こちらのメニューブックは、店舗で使用している座布団の色・風合いに合わせました。ニューウェブロンという特殊紙を表紙素材に使用し、ミシン縫製で仕上げているためステッチが入っています。ロゴはカバー素材の色に合わせて同色の色箔を施しています。ロゴ部はモザイクをかけており申し訳ないですが、シックな仕上がりです。本文は紐の色に合わせてからし色の台紙を採用し、その上に印刷したメニュー用紙を貼り付けました。こちらのメニューは両面テープでの差し替えが可能です。紐以外は全て紙素材ですが、そう感じさせないおしゃれな雰囲気に仕上がりました。
木苺柄の生地とプレーンな生地の間にレースを挟んで仕上げた、とても可愛らしいメニューブックです。オーセンティックな洋菓子店ということもあり、アイコニックな可愛らしさを出しつつ、可愛くなりすぎない大人な感性が盛り込まれています。表紙のコーナーにつける角金も、アンティーク調のものが使用されています。他とは違うアプローチで作成されたメニューブックですが、長く愛されるような仕上がりとなっています。
インディゴブルーのデニム調生地を使用したメニューブックは、他のどのメニューブックよりもカジュアルさに特化した一冊となりました。カバーの遊び心あるデザインは、ステッチがモチーフになっており、シルク印刷で表現しています。綴じは組みネジを使用しており、ジーンズのパーツを連想させるブロンズが採用されています。表紙裏にある三角コーナーは、おすすめメニュー、シーズナルメニューをご提案するためのスペースとなっています。ランチメニューなど、日替わりメニューにもいいですね!
こちらは、三つ折りのメニューになります。表側はグリーンのエンボス素材に、ホワイトのシルクを施したシンプルな仕上がりで、中面にメニューが印刷されたものになります。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、おしゃれなメニュー表となっています。あくまで主役はお客様であり、この店舗様のメインでもあるカクテル、肩肘張らずに気軽に、大仰にならずに、というメッセージも感じられます。しかし安っぽくならないのは素材をデザインに活かしているから、かと思います。