ビールを楽しむPUBのために作られたメニューブック。飲み屋でもなくバーでもない、PUBというシックとフランクが共存した大人の空間には、シンプルを突き詰めた全て「黒」のメニューブックが雰囲気に馴染みます。ブックの四隅につける角金もブラックとなっていて、細部にこだわると全体が締まります。カバー素材は耐水性に優れており、メニュー本文はレールで挟んでいる為、飲食店スタッフの方が印刷したものをすぐに挟み込める、フレキシブルな場面を想定されて作成されています。
製粉袋を実際に見たことがある人は少ないと思われますので、ファーストインプレッションは「なんだろう?」と、まずは興味が湧き立つと思います。こちらは本物の製粉袋を使用した、つけ麺店のメニューブックです。表面には「袋についた粉」をイメージしてホワイトのシルク印刷を施し、遊び心を表現しました。芯材に柔らかいクッションを入れることにより、ヘナヘナと曲がってしまう弱い素材に「張り」と「弾力」を持たせたため、そっと手で折ってみてもすぐに形状を取り戻します。
天然の石をスライスして生地にしたメニューブック。際立った特徴を持つメニューブックのため、ロゴマークやあしらいなどは一切入れずに、素材の直球勝負の表紙となりました。 石といっても重量感があるわけではないので、持ちにくいというわけではなく、独特の手触りはひんやりしていて手に馴染みます。一度持つとまた持ちたくなる癖になる感触です。メニュー中面は、木材を留め具に使用し、開いた瞬間手の込んだ作りであることが窺がえます。色や素材の合わせ方・綴じ方など、幾パターンも考えながら、メニューブックを完成させます!
どんな業界やシーンでも、高級感を演出する手段の一つとして「素材感を前面に押し出すこと」がありますが、こちらのメニューもその一つ。風合いのある、マットな質感の和紙を使用した表紙ですが、紐には対照的に、ツヤ感のある素材を採用したメニューブック 。色のくすみが世界に一つという雰囲気を醸し出していますね。メニュー本文も和紙を使用し、全体のトーンをマッチさせています。ポイントとするならば、素材を活かし、デザイン「しすぎていない」ことだと思います。
事例No.015の進化版!「袋についた粉」をイメージしたホワイトのシルク印刷も健在で、こちらのメニューブックは素材に「パッチ素材」を採用しています。パッチ素材は、ジーンズの後ろについているラベル(Levi’sによくありますね)の素材で、耐久性・耐水性が高く丈夫にできています。小麦粉が入っていた袋をイメージしていますので、パッチ素材を手もみしてしわを付け、ミシンを荒くかけ雰囲気を出しています。きれいに作り、製品としての高みを目指すのは一つの指標ではありますが、こういったダメージ込みで雰囲気を最大限発揮する製品というのは、モノづくりとしては至上の喜びですね。
こちらのメニューブックは、ボード部分に国産天然無垢材を使用しています。自然の温もりをメニューに反映させたい、とのご要望で作成されました。もちろん、使いやすさと機能性も考えられていますので、留め部分は差し替えのしやすい組ねじを使用したり、メニューをめくりやすいように、手掛けを付けたりと工夫を凝らした逸品になっています。本文は、ユポ紙を使用していますので、耐水性にも優れています。
こちらのメニューブックは、和紙にマットPPを施した仕様になります。和紙特有のシワを活かし、マットPPをかけるとシワに空気が入りこのような質感のものになります。普通でしたら、シワが入ると製品には出来ませんが、このメニューブックはあえて和紙の特徴を活かしたものになります。ただこの素材は、凹凸が激しく、箔押しをするにも通常よりも強い圧をかけなければならず、力加減次第では裏面まで跡がついてしまいかねません。そのため、工程、押圧を工夫しベストな仕上がりを模索した事例となっています。テクスチャがグランジ調と言いますか、壁面のような仕上がりで非常にクールです。
こちらの素材は、汎用性がありメニューブックに適した素材です。堅牢で肌触りがよく、風合いもあるので、よくカバー素材として使用されております。素材1枚でカバーとして成立するので、軽くて使いやすいです。このメニューブックは通常のA4ハーフサイズよりも大きめに作り、本文をより詳しく記載しています。表紙への加工は箔押しのみなので、料金もかなり抑えられます。壊れたりしても、手軽に交換できるような仕様となっております。
優美で、アジアンテイストも漂わせるカバー素材は、よく見るとペイズリー柄のような不思議な模様をしていることがわかります。華美な装飾がなくとも高級感をこの柄と、手に持った際の触り心地で再現できます。留め金具は組みネジを使い、横に長く連なった1枚のボードに筋を入れて折り、1冊のメニューブックとしています。カバーの折り目に入れた太い筋も、可動性は問題なく余計な部品等も使っていないためシンプルで強固な仕上がりです。中面の差し替えページも、2穴と筋入れをしてご提供させていただきました。
カジュアルレストランで使用されていたメニューブックです。グラフィックメニュー(印刷し、PPを貼り付けたものをカバーとして使用する)で、店内のソファーに合わせてデザインしました。デザイン前にお客様に詳細なヒアリングを行い、店舗の設計段階から現地見学をさせていただいたからこそできたデザインです。表紙裏側に三角コーナーを貼り付けてあるので、オススメや日替わりなどのメニューを、お客様自身で差し替えが可能です。
ゴールドとレッドは和・洋問わずカラーコーディネートとしては超定番の配色であり、例えば和食器などにも使われるなど馴染みがありつつも高級感を漂わせています。ロゴはゴールドの箔押しを施し、角金は三角型のものを採用しており、そちらもステイリッシュな印象を与えています。カバー素材は蛇柄のような模様のVP(ビニールペーパー)を採用しています。情熱の赤をダイナミックに表現し、かつ高級感を損なわないシンプルな仕上がり、まるでハイブランドの商品のような佇まいですね。
お肉屋さんを営む焼肉店様からご依頼いただいたメニューブックです。焼肉店ということもあり、最初に懸念されたのは油汚れでした。こちらの表紙カバーは、建物内で使用される壁紙を使用しているので、多少の汚れは拭き取れば落ちる素材になっています。中面の掲載写真はございませんが、デザイン・本文と両方を、立ち上げ段階からお話しを頂けたので、より統一感がある仕上がりとなっています。
少し黄色みのかかった紙に、白でロゴを印刷したメニューブックです。印刷は紙と同色を用いたので、全体的なバランスとして崩れることもなく、統一感を醸しながらお店の雰囲気に溶け込む独創性豊かなメニューブックに仕上げました。 ポイントで金箔を使用していますが、こちらも良いアクセントになっています。
こちらは、メニューカバーではとても珍しく、手間のかかる和綴じ製本になります。カバー素材はデザインされたものを印刷して、耐久性を持たせるため全面に表面加工を施しています。
どこの店舗様でも心配されている耐水性は、表面加工を施している為、うっかり水をこぼしてしまってもすぐに拭き取れば問題ございません。また、中身のメニュー表は二つ折りにした台紙に直接貼り付けてあるので、台紙ごと交換すれば綺麗に保てます。
表紙に紙素材を使っているため、優しい手触りを楽しみながら手に持ってみると軽さの中に意外と感じる“しっかり感”は厚みのある紙を使っているから。平滑な特殊紙を使用しているのでメニューブック一番の天敵“水”もすぐに拭き取れば大きな影響はないかと思います。
また、表紙は印刷で表現しているため、表裏で違うデザインを楽しむことが出来ます。生地や革などでは表現できない味を醸し出せるのは印刷特有の持ち味です。