ラーメン店でありながらも、バーの要素も持ち合わせている店舗であるため、スリムサイズのメニューブックでデザイン性を出しました。ラーメン店という特性上、汁ものを多く扱うお店のためブックカバー表面にはニスをコーティングして耐水性を上げました。中のメニュー表にはパウチ加工が施してあるので、油汚れの拭き取りや、アルコールでの消毒にも強い作りになっています。機能性重視ということで、パウチの1枚ものなどが多いラーメン店のメニューブックですが、ご希望をいただければおしゃれに演出することも可能です。
製粉袋を実際に見たことがある人は少ないと思われますので、ファーストインプレッションは「なんだろう?」と、まずは興味が湧き立つと思います。こちらは本物の製粉袋を使用した、つけ麺店のメニューブックです。表面には「袋についた粉」をイメージしてホワイトのシルク印刷を施し、遊び心を表現しました。芯材に柔らかいクッションを入れることにより、ヘナヘナと曲がってしまう弱い素材に「張り」と「弾力」を持たせたため、そっと手で折ってみてもすぐに形状を取り戻します。
事例No.015の進化版!「袋についた粉」をイメージしたホワイトのシルク印刷も健在で、こちらのメニューブックは素材に「パッチ素材」を採用しています。パッチ素材は、ジーンズの後ろについているラベル(Levi’sによくありますね)の素材で、耐久性・耐水性が高く丈夫にできています。小麦粉が入っていた袋をイメージしていますので、パッチ素材を手もみしてしわを付け、ミシンを荒くかけ雰囲気を出しています。きれいに作り、製品としての高みを目指すのは一つの指標ではありますが、こういったダメージ込みで雰囲気を最大限発揮する製品というのは、モノづくりとしては至上の喜びですね。
こちらは、中国料理店のメニューボードです。落ちついた表紙の柄もさることながら、特徴的なのは左右長さの違う表紙から覗く見返しに、「COURSE MENU」と押された空押しの配置、デザイングなど実に見事です。このセンスにこのお店の独自性やこだわりが感じられますね。表紙は厚手の芯材一枚を使用し、太い筋を押して折り目をつけ、背をコの字にして本の体裁に仕上げました。中面は中台紙に三角ポケットをつけメニュー内容を逐次変更が可能です。
こんなメニューカバーあったら嬉しいシリーズ!サンプル制作してみました。表紙素材には水拭きが出来る表面加工(グロスPP→艶)を施し、中身は、差し替えが楽なビニールポケットを採用しております。こちらのビニールポケットは、普段使用しているPPより少し薄めを使用しておりますので、メニュー数が多い店舗様でも厚みが出ない為、オススメです。
こちらの仕様は生地や合皮、クロスなど様々な素材で制作可能となっておりますので、気になった方は是非お問い合わせ下さい。